運命2

5月中旬のエントリーで、ツバメのことについて触れていましたが

コチラ


その後について報告したいと思います。

5月中旬、せっかく作った巣が壊れ(壊され)、孵化直前の卵を失ったツバメですが
すぐに新しい巣を作り、卵を産み温めていた様子でしたが

6月上旬、雛がかえり、その後せっせとエサを運んでいました。


6月20日頃にはかなり大きくなったヒナの姿が5羽見えるようになり、巣立ちまで間もなくだろうと毎日楽しみに見ていました。

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しかし・・・・


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先週の土曜日(22日)、再び巣は壊れました。

ヒナの姿が無かったので、カラスの仕業であることが濃厚でした。
おそらく前回もそうだったのでしょう。

前回はまだ卵で「収穫」がなかったので、今回はある程度育つまで待っていたのでしょうか?

近くの電線にまだ数羽のカラスがとまっていました。


けれども・・・


巣の下に、1羽だけ、難を逃れたひな鳥がいました。
うずくまり、すくい上げようとしても、しっかりと床のラバーに足の爪を食い込ませ
なかなか離れようとしません。

ケガをしないように足を開かせ、とりあえず段ボールの箱に入れ、猫に襲われないよう軒の別の場所にあげました。

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これで親鳥が気付きエサを持ってくれば助かるのですが、恐怖からか、あるいは衰弱しているのか、鳴き声をあげることができないひな鳥に親鳥は気付きません。


焦る気持ちを抑えつつ、福岡市動物園に電話して指示を請うと「なるべく元の巣の場所が良い。ラーメンのカップなどで補強しては」というアドバイスをいただきました。

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発砲スチロール製のどんぶりを半分に切り、ハシゴをかけ手を伸ばして、不格好ですがガムテープで壊れた巣の補強をしました。
巣には襲われたひな鳥の残骸でしょうか、羽も残っていましたが、あまり人間のにおいが残ってもと考え、そのままにして、とりあえず1羽を戻しました。


やがて・・・・


ヒナに気付いた親鳥が、エサを運んでくるようになり一安心。

ヒナは巣(の残骸)に自分でつかまり、エサをもらう合間に羽ばたきをするようになりました。
夜は巣の中で過ごしている様子でした。


またカラスに襲われないだろうか?
落ちたときケガはしていなかっただろうか?


そんな風に数日間見守ってきましたが・・・


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火曜日(25日)の朝、巣立ちした幼鳥を確認しました。

不格好に飛び、近くの柱の上に留まりました。

スマホで撮影した写真ですのでわかりにくいですが、かすかに産毛が残り、また、まだ尾も燕尾に割れていませんので、多分間違いないと思います。

しばらくは親鳥が給餌しながら、一週間ぐらいで自分でもエサをとれるようになり、運良く生き延びていけば秋、南へ旅立ちます。







ツバメは三度くらい子育てをすることがあるので見ていますが、今のところまた営巣する様子はありません。
カラスに二度までも襲われたこの場所は子育てには危険という判断でしょうか?




残酷なカラスを憎む方もおられるかもしれませんが、カラスとてこの時期は子育ての最中なのです。
「可愛い七つの子がおるから」かどうかは分かりませんが、最も日の長い今の季節、鳥たちは自らの遺伝子を残すため、まさに「命がけ」で戦っています。

あるいは、ツバメのエサとなる虫たちとて、それは同様です。




それぞれの種や個体が、苛酷な生存競争の中で生きながらえるために懸命の営みをするからこそ
我々人間も命を育むことができます。

他の動物や植物が死に絶えた環境の中、人類だけが生き延びることは(今の科学力では)不可能です。
食べるものがない。無機質から有機物を作り出せるのは「生き物」だけです。



凜として空を見上げる幼鳥の姿に「がんばれよ」と心の中で声をかけ、しかしこれからは自分自身の力で生きていく彼(彼女?)に人間が手を貸すことはできません。

運がよければ、来春、再び会えるかもしれません。
そのときは、巣の周りに、ツバメは通れ、カラスは通れない格子を作ってやろうかな?と考えています。


ツバメが巣立ち、気がつけば一年も半分が過ぎようとしています。


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