続・昭和40年代物語

第二話「また逢う日まで」

昭和40年代といえば、DVDはもちろん、CDもまだなく
音源と言えばレコードでした。
さすがにSP盤は姿を消し、EP盤とLP盤
あと「ソノシート」
大金持ちや音楽の先生はともかく
ステレオなんて庶民には高嶺の花
一般家庭には「ポータブルレコードプレイヤー」が標準でした。

とはいえ、レコードを買うことはまれで
多くはテレビ、ラジオの歌謡番組に頼っていたものです。
盛り場には「ジュークボックス」

そして年末の「レコード大賞」は
今とは比べようがないほど権勢を誇っていたものでした。

昭和46年の年の瀬と翌年の初め
ひっきりなしに流れていたのが
同年「レコード大賞」に輝いた
尾崎紀世彦が歌う「また逢う日まで」です。

♪また逢う日まで
 逢えるときまで・・・・

「別れ」をテーマにした歌です。
その割にノリがよかったけど。
作詞は阿久悠、作曲は筒美京平

この歌に限らず、昭和40年代は「別れ」こそ歌謡曲のメインテーマでした

♪霧氷 霧氷
思い出は かえらない
遙かな 遙かな
冬空に 消えた恋
(橋幸夫「霧氷」・昭和41年レコード大賞)

♪好きなのに あの人はいない
話相手は 涙だけなの
(黛ジュン「天使の誘惑」・昭和43年レコード大賞)

♪今日で お別れね
 もう逢えない
(菅原洋一「今日でお別れ」・昭和45年レコード大賞)

♪あのとき、あなたと
 口づけをして
 あのとき あなたと
 別れたわたし
(相良直美「いいじゃないの幸せならば」昭和44年レコード大賞)

♪いつものように 幕が開き
 恋の歌 うたう私に
 届いた報せは 黒いふちどりがありました
(ちあきなおみ「喝采」・昭和47年レコード大賞)

♪あの娘 どこにいるのやら
 星空の続く あの町あたりか
(五木ひろし「夜空」・昭和48年レコード大賞)

昭和42年の「ブルー・シャトウ」も含め
実にかように、(男女の)別れ、離別、さよならがテーマになった曲を
高度経済成長のただなか、人は好んで聴いていたのでした。

当然ながらこれらの「流行歌」は、小学校の教室の中でも
広く歌われていたものでした。

♪二人でドアをしめて
 二人の名前消して
 そのとき心は何かを
 話すだろう・・・・

この二人に「また逢う日」は訪れたのでしょうか?

やがてオイルショックが日本を襲い
「永遠に続く」と思っていた高度経済成長が終わった頃

♪襟裳の春はなにもない春です
 ・・・・
 寒い友達が たずねてきたよ
 遠慮はいらないから
 暖まって ゆきなよ

(「襟裳岬」昭和49年レコード大賞)

と人は、寒風吹きすさぶむなしさの中
「出合い」と「温もり」を歌に求めたのでした。


コメント

はやピーママ@高木 #-

タイムリーに・・・

学研の「科学と学習」が休刊になると発表されましたね・・・
はやピーママの家は車もクーラーもステレオも私が大人になるまで
ありませんでしたが,「科学と学習」は両方買ってもらってましたね・・・
今更ですが・・・
お父さんお母さんありがとう!!

私が産まれた年,「恋の奴隷」が流行っていたそうです。
もちろん歌えます!

2009年12月03日(木) 17時31分 | URL | 編集

じゅごん #//wnbboM

コメントありがとうございます

★はやピーママ
あ~それで
はやピーパパを
「妻の奴隷」にしているわけだ~
「あなたごのみの あなたごのみの
だんなに~ なりたい~・・・」
はい!休刊!

2009年12月03日(木) 21時21分 | URL | 編集

ぼうず #-

No title

さすが!こんな風なウンチクを語らせると右に出るものはいませんね?
ブロガー大賞に、「まったくソフトに関係ないでし賞」を作ったら間違いなく優勝しますよ?

2009年12月08日(火) 06時23分 | URL | 編集

じゅごん #//wnbboM

コメントありがとうございます

★ぼうずさん
懐かしいでしょ?(笑)・・・その賞、勝手に作ろうかな~

2009年12月08日(火) 11時00分 | URL | 編集


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