私たちは、野球が 大好きよ

久々に更新したと思ったら、また西クラブのことじゃないんかぃ!?

西クラブのことはこちらのブログにお任せしてます。
現役感が熱い!


今日は「野球女子」について思うところを少々。

今夜の『クローズアップ現代』で「野球女子」についてとりあげていた。

Twitterでいくつか感想が出ていたが「野球女子って昔からいるよね」というのが結構あった。

確かにそうだ。私の叔母さんは藤井寺に住んでいるのだが、その昔、藤井寺球場の年間シートを買って毎試合見に行っていた。
ひいきの選手は大石大二郎で、ネット裏から「大ちゃ~ん!!!」と黄色い声援を飛ばしていた(そうだ)。
かれこれ30年以上前のことだが、その当時で50歳近かったと思う。
「女子」なのかどうかは別にして・・・

夏の甲子園。9回ツーアウト。ここでNHKなりABCのカメラマンが狙うのは、涙ぐみながら手を固く合わせ祈るように声援を送るアルプススタンドの女子高生。お約束だ。
(多くの野球少年の深層心理には、実はこのシーンがすり込まれていることに、ほとんどの野球母たちは気付いていない)

あるいは「元祖カープ女子」として、オールドファンなら月刊誌『酒』の編集長で、熱烈なカープファンにしてアンチジャイアンツの佐々木久子さんを思い起こすだろう。
カープ初優勝と第一次長嶋巨人の最下位を見事予言したことで、一躍時の人となった。

昔と今と何が違うのか?
私なりに考えてみると・・・・

やはり、多くの球場、特にパ・リーグの本拠地で、観客が飛躍的に増えたことだと思う。
昨年惜しまれつつ?終了したマンガ『あぶさん』連載開始当初は、マンガの中の様にスタンドに客が入っていることはまずなかった。川崎球場なんて悲惨なもんだった。藤井寺も大阪球場も平和台も西宮も・・・(これ全部もう無いのか!?)
東京ドーム本拠地時代の日本ハム戦を見たことあるだろうか?当日券がなんの問題なく買え、すかすかのバックネット裏に座ってもなんの文句も言われなかった。
巨人戦が連日連戦満員でプラチナチケットと言われた時代のことだ。

そんな中でもマニアックな野球女子はいたことはいた。(私の叔母さんを筆頭に)
だが、そこでは選手との一体感はあったかもしれないが、一種の陶酔感やライブコンサートにも似た集団熱狂とはほど遠かったのだ。

今、パ・リーグの球場では常にそこそこの観客が入っている(大阪ドームは微妙だが)。
これはオールドファンにとっては「奇蹟」と呼んで差し支えない出来事だろう。
絶対数が増えたのだから、球場へ足を運ぶ女性が増えたことは間違いない。

そしてその比率も確実に増えている。
福岡ドームに行くたびに「女性だけ連れ」が多いことに驚かされる。
その年齢層も幅広い。
70歳前後のおばさん数人で訪れ、「あ~。このバッター、カットがうまいね~」などと、ビール片手に実に玄人ぽい観戦をしている光景は珍しくない。多分サッカーのスタジアムではなかなかないのではないだろうか?(行ったことないからわからないが。違ってたらすみません)

もちろん球団の営業努力もあるだろう。
ホークスは「女子高生デイ」というのをやるが、スタンドはユニフォーム欲しさの偽女子高生ばかりだ!

ちょっと話が、というか怒りの方向がずれた。
いや、別に怒っているわけではない。
野球ファンとしては実に喜ばしいことだ。

ただ、あえて贅沢を言えば、さらに「野球女子」を増やすために
ひいては野球人口を伸ばすために
登場してもらいたいものがある。
それは女性の野球コラムニストだ。


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『小説すばる』の7月号で「僕たちは、野球が好きだ」という特集が組まれている。
今年の4月に脳溢血で急逝した高橋秀明編集長の置き土産だ。

サッカーWカップで盛り上がるこの時期、あえて「野球」をぶつけてきた。

中でも村瀬秀信氏による『ノンフィクション 君は、近藤唯之を知っているか』は必読。
まさに昭和スポーツライター界の梶原一騎?近藤唯之。(知らない人はググってね)

その中にこんな一節がある
「俺は野球を書きながら男を書いた」

また、エッセイスト荻原魚雷氏による「野球本のススメ」には次のようなくだりがある。
「アメリカは野球だけでなく、スポーツライティングの本場でもある」
「書き手自身が野球が好きで、また野球について書くことの喜びが伝わってくる」
「アメリカではコラムニストの地位はすごく高い。そして読者の注目度の高い野球コラムは、彼らにとっても腕の見せどころなのである」

だがそのほとんどは、やはり男性の目によるものなのだ。

そう。私は女性による、女性の観点からのスポーツライターの登場を心待ちにしている。
毎日新聞専門委員の冨重圭以子氏などはかなりいい線を行ってるのだが、やはり新聞社の運動部(=男の世界)あがりぽい臭いが抜けきらない。

ナンバー創刊号の「江夏の21球」を読んだときの衝撃は、今も私の胸の奥に残っている。
私は18歳だった。山際淳司氏は当時無名の32歳。

彼を超えるような女性スポーツライターが、女性ならではの視点から野球のことを書いてくれたら。
そのときスタンドには新たな次元の「野球女子」が生まれてゆくに違いない。

無理か?いや、多くのブログにその萌芽は現れているように思う。
あるいは、高校野球の世界には「長嶋美奈」という「球児の、あるときは母であり、恋人であり」という存在がいる(いた?)

戦術論や組織論云々「男の世界」のドツボにはまってるサッカージャーナリズムを置き去りに、

出でよ!
「野球女子ライター」

野球は「連れてって」もらう場所から、貴女たちが「連れてく」場所になるべきなのだ。




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